夏も近づく八十八夜

おはようございます。

2月は立春を迎え、そこから数えて88日目が所謂『八十八夜』。丁度、新茶が出回る時期ですね。

大体5月2日辺りで、ここに関してはほぼ毎年一定です。以前は、その辺りを目処にお客様に新茶の出荷をしていました。昔は新茶と言えば八十八夜と言った認識の方も多かったので結構重んじられていましたが、今ではそれ程でもなく…我々お茶業者の新茶の初取引も大体4月20日辺りなので、価格帯によっては八十八夜より前にお出し出来てしまいます。あくまで早摘み新茶ですから味はまだ乗り切っていない部分もあります。そして、新茶は最初の時期はお高く徐々に値段がこなれていくのが一連の流れで、普段使いや手頃な値段まで待つ…となるとやはり八十八夜以降となります。お客様によっては早めに送って欲しいと言う方も多いのです。初取引時期も、その年の天候や気温によって芽の発育具合が大きく変わる為一概にココと言う確定ではなく、あくまで目安。ここ数年は意外と暖かだったのか、むしろ早く出回り始めた位です。天候なんかも温暖化の影響なのでしょうか?今までの基準は余り当てになりません。因みに、静岡より早く出回るのは九州の新茶。そして静岡の新茶が出てくる…と言うのが毎年の具合。そして、価格の高い最初の新茶が『初摘み新茶』と呼ばれます。当店での一番高い新茶の価格帯は100グラム2000円からとなっています。当店では、お客様に新茶発送のカタログを送る際、今年の新茶の具合を知って貰おうと一煎の新茶見本と一緒に郵送にかけます。その出来具合によって少し遅れる事もあり、それ故に待ち遠しいお客様からは催促や前倒しでご注文と言う事もあります。まぁ、私の手仕事な部分もありますのでお客様には申し訳ない訳ですが…💦今年も八十八夜へのカウントダウンが始まったので徐々に準備の予定です。新茶の資材カタログはとっくに届いているのですが、こう寒いと案外実感も湧かず、まだ気持ちは乗ってきません。間際にならない様、気を付けつつ…皆様に今年も美味しいお茶がお届け出来る様、精進して参ります。

是非、今年の新茶も新茶に関わらずお茶を…よろしくお願い致します。