急須の淹れ方のあれこれ

梅雨が明け、毎日暑いですね。毎晩天気予報で最高気温を聞くたびにげんなりしてしまいます。近頃の気温はチョッとおかしすぎやしませんか?以前の夏はこんなに暑くなかった気がする…コレも温暖化の影響でしょうか?

 

さて、皆さん…お茶を淹れるとき、急須の向きが大事って話知ってますか?大抵、お茶を淹れる時に気をつけることは、お湯の温度と茶葉の量、注ぎ方や注ぐ順番など様々あるのですがなかなか一般的には話題にならない注意点もあるんです。それが今回の写真。2枚の急須の写真ですが、どちらがより美味しいお茶の淹れ方か分かりますか?
右と左の写真の違いは…お気付きかも知れませんが蓋の穴の位置です。どちらで淹れたほうが、お茶の成分がしっかり出せるのか?…正解は、右側。

穴の位置は注ぎ口のほうにしたほうがよいのです。理由は、「急須の蓋に空いている穴の部分から空気が入り茶葉が拡散され、抽出する際にお茶の成分がしっかりと出る」から。他にも茶を淹れる際には、雑味を出さないために茶葉をできるだけゆすらない、という淹れ方(作法)もありますので、絶対ではありません。あくまで茶の成分をしっかり出せる淹れ方の一例です。が、そんな細やかなひと手間でお茶の味は少しだけ変わるんです。面白いですよね。色々知れば自身の淹れるお茶がもう少し変わるかも知れません。作法は人それぞれです。是非、色々と試してみてはいかがでしょうか?