霜被害のお話

毎年新茶を楽しみにお待ちいただいているお客様には、霜被害の状況は心配事のひとつかと思います。

お茶は芽が出るまでは茶色い殻をかぶっています。

この殻は寒さに強いので、殻が割れるまでは多少の寒さには耐えることができるのですが、殻が割れて新しい芽が出てくると霜の影響を受けてしまいます。

10日ほど前に牧之原の様子を見てきたときにはだいぶ芽が出始めていましたから、このまま気温が上がってほしいものです。

静岡市内では気温の測候所が曲金にあるので、曲金で気温が3度を下回ると安倍川、藁科川流域の本山茶産地では気温0度を下回る地域も出てきてしまいますので、防霜ファンの出番です。

ウェザーニュースの週間天気予報では最低気温3度を下回る日はなさそうなのでいいですけれど、お茶の芽のよく伸びる夜の気温がわりとひんやりしていて、当初思っていたよりはじっくり伸びてくるかもしれません。