ここでは、今皆様におススメしたい季節のお茶をピックアップで紹介します。
秋・冬の寒くなる今シーズンは『焙じ茶』を取り上げます。
数あるお茶の中でも、割と人気が高い焙じ茶。香ばしい香りと口当たりの良さ、そしてカフェイン量も少なく老若男女問わず楽しんでいただけるのも嬉しいですね。
*2022・ほうじ茶フェア実施中*
現在、より美味しい出来立てほうじ茶を皆様に知って頂きたく『ほうじ茶フェア』と銘打った特別予約販売を開催中です。普段よりも一層香り高い煎りたてを是非ご賞味下さい。こちらは、時期限定の受注生産となります。
受注から発送まで少々お時間を頂くものですので、予めご了承下さい。
◇ 焙じ茶の淹れ方 ポイント ◇
①95~100度の沸騰した熱めのお湯で…30秒程待って少しずつ湯呑に注ぎます。煎茶の様に蒸らす必要はありません。反対に熱湯で手早く入れるほうが香りが立ち昇りやすく、ほうじ茶本来のおいしさを引き出せます。※熱いのが苦手な方…80度程で淹れても問題ないですが、香りを楽しみたいのなら是非熱湯で。冬場なら冷めやすいですし、淹れた後に氷を足すでも冷ますには良いと思います。
②冷たい焙じ茶を作る場合、水出しではなく熱湯で作ったものを荒熱をとってから冷蔵庫で保存すると、よりおいしいほうじ茶が完成します。
③ティーバッグで淹れる場合は、適度な濃さで取り出す事。そのままでも飲めますが、濃すぎたり苦みや出るので美味しく飲めません。
※ 味の濃さの好みは人それぞれですが、余り長く出しすぎず…お湯を淹れたら30秒程度待つのを目安にしましょう。焙じ茶の良い所は、持ち歩いても色や味の変化が少ないお茶です。熱々のまま水筒に入れるのも良し。保温効果のある水筒やマグボトルに入れて学校やオフィスに持っていけば、いつでも温かいほうじ茶を楽しめます。
焙じ茶の味や香りを決めるのは、❝ 焙煎の強さ ❞
茶葉の種類だけではなく、焙煎度が重要です。
その他、種類・品種・使われる部位からも味に違いが出ます。焙じ茶には、焙じ番茶・焙じ煎茶・茎焙じ茶(加賀棒茶他)等あり、スタンダードでスッキリとした飲み口の焙じ番茶・焙じ煎茶。優しく甘い香りとあっさりとした上品な味わいの茎焙じ茶(加賀棒茶)。こちらは、浅めの焙煎で色と香りを楽しみます。どちらにもそれぞれの良さがあります。
また、茶葉に茎がミックスされると飲み心地が軽くなりどちらも楽しめるのでチョッとお得です。茶葉のどの部分を使っているか?焙煎具合はどの程度か?そう言った少しの知識でより自分に合った好みのお茶を見つけてみましょう。お店のおすすめも一つの基準ですが、自分に合った自分のベストな焙煎があれば…ご自宅にあるフライパンでも気軽に炒って手作りする事も可能です。(フライパンを使うなら全体にまんべんなく火が通るように、よく混ぜながら焙煎してください。炒め物をするようなイメージで行うと、上手くいくはず。)茶葉はやわらかいほど火が通りやすいため、焦げないように注意しながら、お好みの色に変わるまで焙煎します。チョッと手間かも知れませんが、飲み切れずに残ってしまったお茶や少し古くなった茶葉もこの方法でまた美味しく飲めます。煎り立ての香ばしい香りはやはり出来立てならでは。機会があれば是非。
焙じ茶を購入したら…1ヵ月で飲み切れる量が理想的。
焙じ茶は香りを楽しむ飲み物です。しかし、いくら焙煎してもその香りは時間が経つほどにどんどん薄くなります。香りを最大限に楽しみたいのなら…開封後2週間~1ケ月程で飲み切れる内容量をおすすめします。ちなみに、1人分の茶葉の目安は3g。ティースプーン1杯が大体3g程度です。大さじに軽く1杯は5gになるので、これを参考に急須のサイズやお湯の量、茶碗の数に合わせて最適な内容量か見極めてみましょう。商品によっては適した量は異なる場合がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
逆に、ティーバッグの場合は内容量を選ぶ際に用途を考えると良いです。外出に持ち歩く場合、家庭で大量にほうじ茶を作る場合など色んなシーンが考えられます。沢山作り置きなら大容量、オフィスや外出先で一人で楽しむ場合は3g程度で選ぶと良いですね。さまざまな用途に使いたい方は、とりあえず3gのティーバッグを選んでみるのがおすすめ。1人分には1袋だけ、1~2L作るときには2、3袋使うなど、自由に使い方を変えられて便利です。
焙じ茶にも色々な効果がある…らしい。
お茶は、有用な飲み物ですが緑茶と焙じ茶…同じお茶でもその効果には少しの違いがあるようです。